サザエさんオープニング都道府県解説(秋田県・前編)
2014年4月~6月の春編オープニングでは、秋田県が紹介されました。
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秋田新幹線こまち |
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秋田新幹線(あきたしんかんせん)は、1997年(平成9年)3月22日に開業した、盛岡駅から秋田駅までを結ぶ、東日本旅客鉄道(JR東日本)の路線および東京~秋田間を走行する列車の通称で、列車名は「こまち」です。 サザエさんのオープニングに登場した、秋田新幹線のE6系車両自体も、 「こまち」と呼ばれることがよくあります。 盛岡駅で、東北・北海道新幹線「はやぶさ」と連結・切り離しを行い東北新幹線に直通し、宇都宮~盛岡間は国内最速の最高速度320km/hで東京まで走行します。 また、盛岡駅での連結作業は大変人気があり、連日多くの方々が見学や撮影を行っています。 秋田新幹線は、「新幹線」と案内されていますが、正式には在来線であり、最高速度は130km/hとなっています。 また、正式な路線名は、盛岡~大曲は田沢湖線、大曲~秋田は奥羽本線となっています。 大曲駅でスイッチバック(進行方向が変わる)を行うため、大曲~秋田間の座席は逆向きになります。 2013年3月16日に、サザエさんのオープニングに登場したE6系が登場し、最高速度300km/hの「スーパーこまち」として運転が開始され、2014年(平成26年)3月15日、秋田新幹線内では従来のE3系を完全に置き換え、全列車の320km/h運転が開始され、列車名も「こまち」に戻されました。 ちなみに、E3系、E6系共に東北新幹線内で「はやぶさ」(E6系のみ)、「やまびこ」、「なすの」として運転されています。 車内は、秋田の稲穂をイメージした黄金色を基調とし、床はあぜ道をイメージしたデザインで、扉には稲穂が描かれています。 |
鳥海山と由利高原鉄道 |
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鳥海山(ちょうかいさん、ちょうかいざん)は、山形県と秋田県に跨がる、標高2236mの活火山です。 山頂に雪が積もった姿が富士山にそっくりなため、出羽富士(でわふじ)とも呼ばれることがあり、親しまれています。 秋田県では秋田富士(あきたふじ)とも呼ばれることもあります。 日本百名山・日本百景の一つとなっており、2007年(平成19年)に、日本の地質百選に選定されました。 山体は、山形県の飽海郡遊佐町・酒田市と秋田県の由利本荘市・にかほ市の4市町に跨がっていますが、山頂は飽海郡遊佐町に位置し、山形県の最高峰となっています。 東北地方では、燧ヶ岳(標高2,356m)に次いで2番目に標高が高く、中腹には秋田県の最高地点(標高1775m)があります。山頂からは、北方に白神山地や岩手山、南方に佐渡島、東方に太平洋を臨むことができます。 山の南側には夏、「心」の字の形に雪が残る「心字雪渓」があり、山頂付近には夏場も溶けない万年雪が存在することや、氷河の痕跡として特徴的なカール地形が存在することから、かつて氷河が形成されていたという説があります。このため、山麓の市町村では「氷河」を冠した特産品が見受けられます。 由利高原鉄道株式会社(ゆりこうげんてつどう)は、秋田県で鳥海山ろく線を運営する第三セクターの鉄道会社です。 国鉄再建法施行により、第1次特定地方交通線に指定され、廃止されることになった日本国有鉄道矢島線を引き継ぐため、秋田県および沿線地方自治体である本荘市・由利町・矢島町(現・由利本荘市)などの出資により設立されました。 路線は子吉川に沿っており、支流では秋に鮭の遡上を見られることがあります。晴れた日には車窓より鳥海山が望めることがあります。 |
角館武家屋敷(仙北市) |
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角館(かくのだて)は秋田県仙北市(せんぼくし)の地名、および国の重要伝統的建造物群保存地区の名称です。現在も藩政時代の地割が踏襲され、武家屋敷等の建造物が数多く残されており、年間約200万人が訪れる、東北でも有数の観光地として知られており、「みちのくの小京都」とも呼ばれます。 1976年(昭和51年)に、明治の近代化の影響を受けず残されてきた武家屋敷地区一帯6.9ヘクタールが「重要伝統的建造物群保存地区」として選定され、それをきっかけに多くの観光客が訪れるようになりました。 1997年(平成9年)の秋田新幹線開業後は観光客はさらに増加し、年間200万人を超えるようになりました。 角館は桜の名所として知られ、青森県の弘前(ひろさき)、岩手県の北上展勝地(きたかみてんしょうち)と共に、みちのく三大桜名所になっています。 また、武家地のシダレザクラが「角館のシダレザクラ」として国の天然記念物に、檜木内川左岸堤防の桜並木は「檜木内川堤(サクラ)」として国の名勝に指定されており、また、「桧木内川堤・武家屋敷」として日本さくら名所100選にも選ばれています。 シダレザクラは、角館北家2代目佐竹義明の妻が嫁入り道具の一つとして持ってきたのが始まりとされ、樹齢300年以上の老樹など約400本が古い町並みの中に立ち並んでいます。 また、檜木内川堤のソメイヨシノは、1934年(昭和9年)に当時の皇太子(今上天皇)の誕生を祝って植えられたもので、約2キロメートルにわたる桜のトンネルが形作られています。 |
康楽館(小坂町) |
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康楽館(こうらくかん)は、秋田県鹿角郡小坂町(こさかまち)にある、小坂町立の芝居小屋です。国の重要文化財となっています。 旧金毘羅大芝居(香川県仲多度郡琴平町)や、永楽館(兵庫県豊岡市)とともに、日本最古級の劇場の一つとして知られています。 2011年(平成23年)に指定管理者制度を導入し、町の直営から第三セクター企業小坂まちづくり株式会社の管理に移行しました。 下見板張りの白塗り、上げ下げ式窓と鋸歯状の軒飾りが並び洋館風の外観を持つ一方、桟敷、花道、切穴など典型的な和風芝居小屋の内装で、和洋折衷の造りが特徴となっています。 歌舞伎大芝居などの特別な公演がある日と休館日(年末年始のみ)以外は、常設公演の有無に関わらず施設内を見学でき、特に12月から3月の舞台が空いている場合に限り、舞台を回す体験などが出来ます。 また、サザエさんが乗っている乗り物は、廃線となった旧小坂鉄道を活用し、自転車のようにペダルをこいで線路を走ることができる「レールバイク」という乗り物です。 康楽館に隣接する、「小坂鉄道レールパーク」が2014年6月1日にオープンする予定となっており、レールバイク乗車体験が出来るようになります。 |
秋田蕗 |
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秋田蕗(あきたふき)は、日本原産で、主に本州北部、北海道、千島、樺太に分布している、キク科フキ属の多年草であるフキの変種です。葉柄が1メートルから2メートル、葉の直径は1.5メートルとなり、食用とされています。 秋田県を中心に加工用として約1ha栽培されています。特に寒冷地では牧草地で大繁殖することがあります。 サザエ観光マップで示した場所(秋田県大館市雪沢)には、秋田蕗発祥の地であることを示した石碑があり、「ゆきさわ産直センター」の駐車場に隣接しています。 |
じゅんさい摘み(三種町) |
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じゅんさいは、スイレンなどと同じように葉を水面に浮かべる水草です。澄んだ淡水の池沼に自生し、若芽の部分を食用にするため、栽培されている場合もあります。日本では北海道~九州及び南西諸島に分布しますが、すでに絶滅した地域もあります。 寒天質で覆われた若芽は日本料理で食材として珍重されています。 じゅんさいは秋田県の郷土料理とされ、同県の三種町(みたねちょう)は生産量日本一となっています。主に、酢の物、吸い物、みそ汁の具として食べられます。 三種町では、1人~2人乗りの箱船に乗り、手で1つ1つ丹念に摘み取る「じゅんさい摘み体験」が行われています。 |
男鹿半島・入道崎(男鹿市) |
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入道崎(にゅうどうざき)は、秋田県男鹿市(おがし)の男鹿半島北西端に位置し、日本海に突出している岬です。入道岬と表記することもあります。 施設付近には食堂が4軒ほど軒を連ねています。 付近には海岸段丘が発達しており、日本海の荒波の波食によって築かれ、落差30mもある荒々しい海岸が見られます。 対称的に、地上には穏やかな草原が広がっています。 観光拠点としても機能しており、特に北緯40度線上にあることから、それを印した安山岩のモニュメントが配置されています。 男鹿国定公園の一角で、ここから八望台に向けて海岸線に沿って急勾配の道路が連続していて、リアス式海岸に近いような形になっています。 また、1898年(明治31年)に建造された入道埼灯台があり、白黒対称の縞模様が一際目を引く岬のシンボルとなっています。 また、岬からの夕陽が美しく、日本の夕陽百選にも選ばれています。 |
田沢湖(仙北市) |
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田沢湖(たざわこ)は、秋田県仙北市(せんぼくし)にある湖です。深さは423.4mで、日本で最も深い湖(第二位は支笏湖、第三位は十和田湖)となっています。 全域が田沢湖抱返り県立自然公園に指定されており、日本百景にも選ばれている景勝地となっています。1956年(昭和31年)から2005年(平成17年)まで存在した自治体である田沢湖町の名の由来であり、現在も旧田沢湖町の区域の地名冠称として使われています。 湖面の標高は249mで、最深部の湖底は海面下174.4mとなっています。この深さのため、真冬でも湖面が凍り付くことはありません。 また、深い湖水に差し込んだ太陽光は、水深に応じて湖水を明るい翡翠色から濃い藍色にまで彩るといわれており、そのためか日本のバイカル湖と呼ばれることがあります。 湖畔を周回する秋田県道が3路線整備され、湖畔の一部箇所では湖水浴場として認められており、海水浴場と同様な利用が可能となっています。 また、オープニングに登場した金の像は、「辰子像(たつこぞう)」という銅像です。 田沢湖周辺には、イワナを食べ、水をがぶ飲みして龍の体になった辰子と八郎がめぐり合って、夫婦になったという伝説があり、オープニングでもこの伝説が描かれています。 |
手這坂(八峰町) |
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手這坂(てはいざか)は、秋田県八峰町(はっぽうちょう)にある集落・字名です。水沢川の左岸、水沢ダムから下流に約3.5kmの地点にあります。 1807年に、菅江真澄がこの地を訪れ「桃源郷の様だ」と賞賛したといわれています。茅葺屋根の民家が多数現存していますが、手入れが行き届かずボランティアを募集しています。 2000年に最後の住民が転出し無人となってしまいましたが、景観を守るため建物は保存されています。 手這坂は農山村の原風景を留めているため、八峰町(旧・峰浜村)では保存に努めており、これまでに茅葺屋根の修復や、蛍の増殖などが行われました。 |
きりたんぽ鍋 |
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きりたんぽ鍋は、つぶしたうるち米のご飯を竹輪のように杉の棒に巻き付けて焼き、棒から外して食べやすく切ったものを鶏がらのだし汁に入れて煮込んだもので、秋田県の郷土料理として高い知名度を誇っています。 入れる具材は、きりたんぽの他に、ゴボウ、鶏肉、マイタケ、ネギ、セリのなどを入れることが多く、鍋以外では、味噌を付けて焼いたりして食べます。 秋田県内では、冬場に学校給食のメニューとなることがあります。 管理人は、きりたんぽ鍋を食べたことがありますが、だし汁がよく染みたきりたんぽはとても美味しく、体も温まります。 米を固めたものなので、見た目以上にボリュームがあり、すぐにお腹いっぱいになります。 |
大館曲げわっぱ(大館市) |
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大館曲げわっぱ(おおだてまげわっぱ)とは、スギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる円筒形の木製の箱のことです。 曲物であり、本体とふたで一組になります。主に米びつや、弁当箱として使われる事が多くなっています。 日本各地の伝統工芸品となっており、大館市をはじめ、青森県藤崎町のひばの曲物、静岡県静岡市の井川メンパ、長野県塩尻市奈良井宿の木曽ヒノキを使用したメンパ、三重県尾鷲市の尾鷲杉を使用した尾鷲わっぱなどもあります。 単なる工芸品と捉えられがちですが、ご飯が傷みにくく、軽量で持ち運びがしやすいといった実用品としての利点があります。 ヒノキや秋田杉の美しい木目と色合い、香りの良さ、普遍的なデザイン等が再認識され、老若男女問わず根強い人気があります。 原材料が天然木のため、湿気に弱く、傷みやすいといった欠点もあり、本来は無塗装の白木で使われていましたが、現在は耐久性を向上させるために、漆やウレタンを塗ってある製品が主流となっています。 |
本荘ごてんまり(由利本荘市) |
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本荘ごてんまり(ほんじょうごてんまり)は、江戸時代に、本荘藩の奥女中が作り始めたとされる手芸品で、由利本荘市(ゆりほんじょうし)を代表する伝統工芸品となっています。 手まりが起源とされており、手まりの周りに3つの房がついたごてんまりは、本荘だけの特徴となっています。 秋田県の由利本荘市では、秋に「全国ごてんまりコンクール」が開催され、全国の美しいごてんまりが集まります。 |
乳頭温泉郷(仙北市) |
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乳頭温泉郷(にゅうとうおんせんきょう)は、秋田県仙北市(せんぼくし)、十和田八幡平(とわだはちまんたい)国立公園内乳頭山の山麓に点在する温泉の総称です。 「鶴の湯温泉」から最奥の「黒湯温泉」の六軒の一軒宿、および「休暇村乳頭温泉郷」の計7つの宿で構成されています。また、乳頭山登山道には一本松温泉というかつての温泉場跡地の野湯も存在します。 温泉郷内の各宿を湯巡りできる湯巡り帳を発行しており、郷内の各宿で日帰り入浴を1回ずつ楽しめます。ただし、これは宿泊者のみが購入できるものとなっています。 この湯巡り帳は有効期間が1年と長いのが大きな特徴であり、有効期間内であればいつでも使用出来ます。 1967年(昭和42年)10月19日に、国民保養温泉地に指定されました。 |
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