やまちゃネット

サザエさんオープニング都道府県解説(長野県・後編)


2015年1月~3月の冬編オープニングでは、長野県が紹介されました。
各画像の再生ボタンを押すと動画を再生出来ます。(音は鳴りません)

サザエ観光マップ
左上のボタン をクリック(タップ)すると、上部に前半で、下部に後半で紹介された訪問地の名称が表示されます。
訪問地の名称または数字が書かれたサザエさんのアイコンをクリック(タップ)すると、その訪問地が地図の中央に表示され、さらに写真や公式サイトへのリンクも表示されるので非常に便利です。(一部訪問地を除く)
右上のボタン をクリック(タップ)すると、大きな地図を表示できます。
青色のサザエさんのアイコン は前編で紹介された訪問地、緑色のサザエさんのアイコン は後編で紹介された訪問地です。

善光寺(長野市)
善光寺(ぜんこうじ)は、長野県長野市元善町にある無宗派の単立寺院です。山号は「定額山」(じょうがくさん)です。
現在の本堂は宝永4年(1707年)に再建されました。高さ約27メートル、間口約24メートル、奥行約53メートルで、国宝に指定されている木造建築の中で3番目に大きいといわれています。檜の樹皮を用いて施工する檜皮葺(ひわだぶき)、撞木造りの屋根が特徴となっています。善光寺本堂は1953年(昭和28年)3月、国宝に指定されました。

本堂では床下の真っ暗な通路を通り、本尊の阿弥陀如来が安置されている「瑠璃壇」という小部屋の真下にあるとされる「極楽浄土への錠前」に触れる「戒壇巡り」が、入場券を購入して阿弥陀如来へ祈祷した後に体験出来ます。
7年に1度(開帳の年を1年目と数えるため、実際には6年に1度の丑年と未年)、秘仏の本尊の代りである前立本尊が「ご開帳」され、多くの観光客が訪れます。

松本城(松本市)
松本城(まつもとじょう)は、長野県松本市にある城です。
安土桃山時代末期から江戸時代初期に建造された天守は国宝に指定され、城跡は国の史跡に指定されています。
松本城と呼ばれる以前は深志城(ふかしじょう)と呼ばれていました。

構造は典型的な平城となっており、本丸・二の丸・三の丸ともほぼ方形に整地されています。
南西部に天守を置いた本丸を、北部を欠いた凹型の二の丸が囲み、さらにそれを四方から三の丸が囲むという、梯郭式に輪郭式を加えた縄張りとなっています。これらは全て水堀により隔てられており、現存12天守の中では唯一の平城となっています。
南側と西側の外堀の一部は大正から昭和にかけて埋め立てられ、現在は民有地になってしまっているため、市はこの外堀の復元を目指しているそうです。

旧開智学校(松本市)
旧開智学校(きゅうかいちがっこう)は、長野県松本市開智に残る明治時代初期の洋風校舎です。
開智学校は、1873年5月6日に筑摩県学を改め学制による第二大学区筑摩県管下第一中学区第一番小学開智学校として、廃仏毀釈で廃寺となった全久院の建物を仮の校舎として開校しました。
その後1876年4月に全久院跡地に竣工した新校舎が、現在も残る旧開智学校校舎となっています。
1963年3月まで約90年間使用された後、翌年にかけて現在地に解体移築復元されました。
1965年から教育博物館として公開され、江戸から現在までの各種教育資料が展示されています。

1961年3月23日、明治時代の擬洋風学校建築としては初めて重要文化財の指定を受けました。

地獄谷野猿公苑(山ノ内町)
地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)は、長野県下高井郡山ノ内町(やまのうちまち)の地獄谷温泉にある野性のニホンザルの保護および観察を行っている野猿公園で、冬場に温泉にサルが浸かる国際的な観光地となっています。
戦後の林業により、サルが食料にしていた奥山の木々が切り倒され、サルは生息地を無くし、山から地獄谷付近まで下りて来るようになりましたが、山を下りたサルの頭数が多すぎて食料が足らず、下流の湯田中温泉付近のリンゴ畑などが被害を受けてしまいました。

地元民は林野庁にサルを駆除する許可を願い、サルが有害獣と認められ、50頭の射殺許可が出たところ、初代の苑長となる原荘悟は、猿と人間との共生を目指してリンゴ畑から離れた上流でサルを餌付けし、餌が足りれば畑の被害はないとの発想からサルの駆除に反対し行動を起こしました。
サルを駆除せずにリンゴ農家の被害を減らすため、3年がかりで警戒心の強いサルの群れを手なずけ、1964年に地獄谷野猿公苑を開苑させました。

臥竜公園(須坂市)
臥竜公園(がりゅうこうえん)は、長野県須坂市(すざかし)臥竜にある公園で、日本さくら名所100選、日本の名松100選、長野の自然100選に選定されています。
竜ヶ池の周りにはソメイヨシノを中心に150本、公園全体で約800本の桜が楽しめ、竜ヶ池の水面に映る桜や夜桜も知られています(見頃は4月中旬から下旬頃)。
他にもアヤメ・フジ・ツツジ・アジサイが咲き競い、竜ヶ池周辺の茶店は、風情有る面影を残しており、「黒いおでん」、「団子」は名物となっています。
また、近くの興国寺には臥竜梅(須坂市の天然記念物)があります。
娘の親である長者に、結婚を阻まれた若者は竜となり暴れるが、その姿を見た娘が悲しんだため、竜は静かに臥した。それが臥竜山だという昔話が残っています。
臥竜山には古墳、須田城跡、須坂藩主だった堀家の霊廟があり、臥竜山をめぐるウォーキングコースも整備されています。
1931年に築造された公園の設計者は、明治神宮や日比谷公園などを設計した日本最初の林学博士の本多静六(1866~1952)で、市営の博物館、動物園、水族館などの施設を備えており、春の花、夏の風、秋の紅葉、冬の雪景色と、一年を通じて憩える公園として使用されています。

日本土人形資料館(中野市)
日本土人形資料館(にほんつちにんぎょうしりょうかん)は、中野市(なかのし)にある施設です。
東山公園にある校倉つくりを模して建てられた中野土人形をはじめ、全国の土人形2000点余が収蔵・展示されています。
それぞれの地で長い間生きてきた人形は可憐で愛らしく、訪れる人々に潤いと安らぎを与えてくれる人形となっています。

土人形は、江戸時代末期から明治時代にかけて、日本全国各地で庶民生活に深く根をおろしていたそうです。
北信州に伝わる中野の土人形には、奈良家が制作する「中野人形」と、西原家が制作する「立ヶ花人形」があり、この両者をあわせて、「郷土玩具中野土人形」と呼ばれています。

白馬ジャンプ競技場(白馬村)
白馬ジャンプ競技場(はくばジャンプきょうぎじょう)は、長野県北安曇郡白馬村にあるスキージャンプ競技場です。
日本で唯一ノーマルヒル、ラージヒル用のジャンプ台が2つ並んでいるジャンプ競技場であり、1998年に開催された長野オリンピックのジャンプとノルディック複合ジャンプの競技会場として利用されました。
オールシーズン、スキージャンプが可能な競技場となっています。

信州三大観光施設(善光寺・松本城・白馬ジャンプ競技場)の一つとなっており、白馬村がノーマルヒル、長野県がラージヒルとそれ以外の施設を受け持ち、昭和62年に基本設計を行いました。
6年の歳月をかけて、総工費約85億円で1992年11月に躯体施設工事が、翌1993年11月にサマージャンプ台工事が完了しました。
一般客もリフトと展望エレベータでスタート地点に登ることが可能(一部期間を除く)で、スタート観覧ステージから選手と同様の視点でジャンプ台を見学することも出来ます。

野沢温泉スキー場(野沢温泉村)
野沢温泉スキー場(のざわおんせんスキーじょう)は、長野県下高井郡野沢温泉村に位置するスキー場です。

トップ(やまびこ)から最下部(柄沢)までの標高差が1085mに達する日本屈指のスキー場となっています。また、スキー場、野沢温泉の温泉街、村が一体となってスキーリゾートを作り上げてきたことでも知られています。
100%天然雪のスキー場で、36のコース・ゲレンデがあり、その約40%は初心者向けのゲレンデとなっています。さらに、子供も安心なファミリーレーンもあります。

近くには日本のスキーの歴史について解説した珍しい博物館「日本スキー博物館」もあり、姉妹都市であるサンクト・アントン村(オーストリア)に関する資料も展示されています。

寝覚の床(上松町)
寝覚の床(ねざめのとこ)は、長野県木曽郡上松町(あげまつまち)にある景勝地で、1923年(大正12年)3月7日に国の名勝に指定されています。
木曽川の水流によって花崗岩が侵食されてできた自然地形で、かつては急流となっていましたが、上流に設けられた木曽ダム(1968年に運用開始)などにより水位が下がったために、水底で侵食され続けていた花崗岩が現在は水面上にあらわれています。水の色はエメラルドグリーンとなっています。

中山道を訪れた歌人等によって歌にも詠まれ、長野県歌「信濃の国」の4番にも「旅のやどりの寝覚の床」とうたわれています。
寝覚の床の中央にある「浦島堂」は、浦島太郎が弁才天像を残したといわれています。
周囲は公園として整備され、川沿いの高所を走るJR中央本線の列車の車窓からも一望出来ます。中央西線の特急「しなの」では、列車によっては車掌が近くを通過する際にアナウンスをすることがあります。

諏訪大社下社秋宮(下諏訪町)
諏訪大社下社秋宮(すわたいしゃしもしゃあきみや)は、下諏訪町(しもすわまち)にある、長野県の諏訪湖周辺4ヶ所にある神社(諏訪大社)のうちの1つです。
秋宮は、下諏訪の春宮の町の東端に鎮座しており、東方には承知川が流れています。

毎年8月から翌年1月に祭神が祀られ、境内は社殿4棟が国の重要文化財に指定されています。
周辺は温泉の湧出地で、境内にも御神湯があります。社殿の形式は春宮と同じで、古くは秋宮・春宮間で建築の技が競われたそうです。

諏訪大社は、全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社となっており、通称として「お諏訪さま」・「諏訪大明神」等とも呼ばれています。

大町山岳博物館(大町市)
大町山岳博物館(おおまちさんがくはくぶつかん)は、長野県大町市大町にある大町市立の山岳に関する資料を扱った博物館です。

1949年頃、北アルプス山麓に在るこの地の青年たちが構想し、地域住民の支持を得て1951年11月1日に開館しました。愛称は「山博(さんぱく)」で、日本初の山岳をテーマとした博物館となっています。

北アルプスの自然について、フォッサマグナの解説や鉱物の展示、生息する植物や動物についてジオラマや剥製などで紹介されており、登山の歴史について、歴史上の登山家の解説や、登山に使われた道具などが展示されています。
エベレストの地形の模型展示や、付属動植物園でカモシカ・コマクサの飼育・栽培も行われています。

黒部ダムカレー
黒部ダムカレー(くろべだむかれー)は、長野県大町市内の約20店舗(2010年現在)が提供している、黒部ダムをモチーフとしたカレーライスです。

立山黒部アルペンルートの長野県側の拠点である、関電トンネルトロリーバス扇沢駅にて昭和40年代より、くろよん観光株式会社(株式会社関電アメニックス)が運営する「レストラン扇沢」で、ご飯をアーチ型に模りダムの堰堤とし、ダム湖をカレールーで表した「アーチカレー」として販売していました。

2009年7月、同市にあるくろよんロイヤルホテルにおいて、地元の食材を使った新しい「黒部ダムカレー」を販売開始し、地元の飲食店約20店舗が参加しています。

栂池自然園(小谷村)
栂池自然園(つがいけしぜんえん)は、長野県北安曇郡小谷村(おたりむら)に広がる栂池高原にある公園です。

栂池自然園は約100haの広さの高層湿原をそのまま自然公園としており、自然園の中には5.5kmの遊歩道(木道)が繋げられています。
日本でも有数の高層湿原があり、様々な動植物を観察することが出来ます。
さらに、晴れた日には白馬三山を中心とする山々を望むことも出来ます。

栂池高原は、栂池高原の高地にある「栂池」という池が地名の由来となっています。ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで、2,000m程のところまで行くことが可能で、様々な高山植物が分布しており、固有種もいます。

ふもとの高原には栂池高原スキー場があり、冬はスキー客で賑わいます。

←2014年10月~12月(長野県・前編) サザエ観光案内所TOPへ 2015年4月~6月(富山県・前編)→